金属屋根材はとても魅力的な性能を持った屋根材です。
※金属屋根材の性能については下記ページをご覧ください。
ガルバリウム鋼板とはアルミニウム・亜鉛メッキ鋼板の事を言います。
1972年にアメリカで開発されたガルバリウム鋼板は、日本国内では、ガルバやガルバリウムと省略されることがあります。
ガルバリウム鋼板が開発される前はステンレス鋼板が金属屋根材の主流となっていましたが、ステンレス鋼板より購入単価が大幅に安いガルバリウム鋼板が近年需要が高まってきています。
また、メッキ面に塗装を行うことで、より高度な防食性、追加機能を付加する事ができます。
2009年に架け替えられた阪神甲子園球場の4代目銀傘もガルバリウム鋼板を使用しています。
先ほどご説明した通り、ガルバリウム鋼板は鉄板の上のメッキ層によって、通常の金属屋根材よりも高い耐食性を持っています。
それは「自己修復機能」と呼ばれる他にはない優れた機能を持っているからです。
ガルバリウム鋼板のメッキ層は、アルミニウムと亜鉛が網目状になっています。
亜鉛は経年劣化で徐々に減ってしまいます。
この亜鉛が減ってしまった部分にアルミニウムがとけだし、隙間を埋める作用があります。
これをアルミニウムの「犠牲防食作用」と呼びます。
この犠牲防食作用のおかげで、ガルバリウム鋼板は錆に強く、長持ちすることができます。