昨年の3月11日に起きた「東北地方太平洋沖地震」を機に、屋根の耐震対策として金属屋根材が注目されていますが、ではなぜ金属屋根材が地震に強いのかをご存知でしょうか?
それは金属瓦の「軽さ」に秘密があるんです。
大きな地震が起きた時、皆さんのお住まいは激しく揺れるでしょう。
この揺れを軽減させる事が耐震対策なのですが、あまり屋根と関係ないように思われていませんか?
実は家の揺れと屋根は密接な関係があるのです。
家が大きく揺れる原因として、家の重心が高い位置にある事が原因です。
ではなぜ家の重心が高くなってしまうのでしょうか?
下記に簡単に図に示してみました。
屋根が重いと家の重心が高くなってしまいます。
また、家が大きく揺れる事で、屋根材が落下してくる危険性もあります。
左の写真は、家が大きく揺れたせいで瓦が落下し、隣のお宅にまで被害が拡大してしまった例です。
そこで、この様な被害を防ぐ為に屋根を軽くする事をオススメしています。
屋根を金属屋根材にした場合の軽減量を図にしてみました。
また、金属屋根材は軽さもそうですが、瓦と違い、一枚一枚積み上げていく工法ではないので、大きく揺れた場合でも落下の危険を最小限にとどめる事が出来ます。
以上の事から、屋根の耐震に金属屋根材をおすすめしています。